魯山人

魯山人

やって来た 彼がやって来た

妻の幼馴染 すごい奴が 家にやって来た

こだわりのある ありすぎる 彼は 珈琲にもこだわりを持ちすぎている

水にこだわり 大阪の中心に住んでいながら 珈琲の水は富山まで汲みに行っている!!

なんだか私の親友にもいますが(静岡で洋菓子店を営んでいます。)

たかが水 されど水

いつか飲ませてあげると 言っていましたが

その時が 昨日きました 

リクエストは? と聞かれたので 「酸っぱくてコクがあってさっつぱり」 と伝えますと

そんな簡単なものでなくても良いとの事

今までのオーダーなど聞かさせてもらうと

えっつ!!!! そんな感じのオーダー?

ですので 改めての リクエストは・・・・

「45歳の貴婦人」 

自分でもわけわからない味の表現ですが

創ってくれました

まず 豆を6種類ほどブレンド

なんか木のツボみたいなものに入れて 棒でゴリゴリ! ゴリゴリゴロゴロゴロゴロ

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・グルグルグルギギギギギ・・・・

終わったみたいです  手でミルにする道具みたいです(彼いわく機械は刃だから駄目だと)

いよいよ飲めるのか?

何やら 温そうな温度のお湯?

沸騰させたら 水が死んでしまう・・・そうです

器も温めて ドリッパー?も温めて(湯気で) 

やっと飲めるのか?

ポタッ。。。ポタッ。。。ポタッツ。。。。。?。。。。。?  。?????

まだ~~~~~~~~あ!(心の声)

やっと普通に お湯を注ぎ入れ出した    ?

また止まった

しばらく注いで ドリッパーを、、、 取った~~~~!!!!

飲める飲める飲める

やっと飲める!   ?

蓋をした

しばらくぐるぐる回転 

カップに注いでくれて 「どうぞ」

やっと飲める

ん? 美味しい!

奥深い重厚な香りの後に 華やかな香り、、、少したって苦み  

「どう、オーダーの味は?」

自分が 何をオーダーしていたのか忘れてしまいました

飲み干そうとカップを持ち上げると 

「冷えると どんどん味が変化していって 美味しくなるよ」

少しだけ口に含み

残りはお預け

そして彼は 九州方面に出かけると

店を去っていった・・・・・

彼は 妻の幼馴染で 

こう見えても かなり有名な「カメラマン」

私も 修業時代 色んな大会の書類審査で
(こんな私ですがクープドモンドの書類審査なども挑戦していました(笑))

写真審査などは 自分で撮っていたりしましたが

大阪の修行先で 「自分で撮っても 絶対に通らない!!」

と激を頂き 先輩と一緒に 大会の為の写真を撮る

プロカメラマンを依頼しました

そのプロカメラマンは 数多くの 関西洋菓子スペシャリスト達の作品を

撮っている程の人でした

ドキドキしながら 撮影していただき

なんだか 終わり際に 

「もしかして ○○倉の 旦那さん?」

とこんな感じで 知り合いました(笑)

今では 毎年大阪に 里帰りするときは

車を 彼の実家の モータープールに止めさせていただいています

今度 コーヒーが飲める 写真スタジオ(アトリエ)を オープンするみたいですよ

飲めるまでは 我慢 我慢 ですよ

では

あっ! 本当に時間がたったら 味が変わって これも美味しい 

なぜ 魯山人かというと

妻から 昔彼の口からは 魯山人の事しかしゃべっていなかったようです。

あと 彼は「探偵ナイトスクープ」にでて

プロボクサーだった父親に勝ちたいと 本気で ボクシングをして 

負けてました(笑)